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炊事

冷凍した魚を解凍する方法!凍ったままの魚を調理するとまずい?

魚の解凍

 

魚の解凍は、失敗すると硬くなりすぎたり、生臭くなったりなど、まずい結果になってしまうことありますよね…。

ここでは、魚の解凍方法4つをはじめ、1番早くできるのはどれか、美味しいのはどれか、などを紹介していきます。

また、凍ったままの魚を解凍しないで調理するのはどうなの?についてもまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

冷凍した魚の解凍方法4選!

魚を解凍する際、うま味成分が含まれるドリップをいかに出さないかが大切!ここからは、美味しく解凍できる順に解凍方法をご紹介していきます。

 

①氷水解凍

氷水解凍

 

氷水に魚を入れて解凍する方法です。

氷水の温度は、1℃くらいなので、魚が凍り始める温度である0℃とほぼ変わりません。

そして、空気より水の方が熱伝導率が高いので、冷たいまま早く解凍することができるんですよ!

目に見えるドリップもほぼ出ないので、うま味も残しながら解凍することができます。

水にそのまま浸けてしまうとうま味が流れ出てしまうので、フリーザーバッグなどの袋に入れたままなど、直接魚に水が付かない状態で解凍しましょう。

 

②冷蔵庫解凍

冷蔵庫解凍

 

冷凍庫から出した魚をそのまま冷蔵庫に移すだけの楽ちん解凍です。

氷水解凍と違って、冷たい冷気の中で解凍するため数時間かかってしまいますが、ドリップもほぼ出さずに美味しく解凍することができます。

お刺身など生で食べる場合、冷蔵庫でゆっくり解凍して半解凍の状態になったら取り出しましょう。

扱いやすく切りやすいので、プロが切ったような舌触りの良いお刺身を造ることができますよ!

 

③流水解凍

流水解凍

 

氷水解凍と同様にボウルを用意し、チョロチョロと水を流しながら解凍する方法です。

この方法は、飲食店でも使われている方法で、新鮮な状態で冷凍し、注文が入った時点ですぐに解凍できるのでこの方法が採用されています。

水を流しっぱなしにしないといけませんが、20分もあれば切り身は解凍できるので、時間がない方におすすめです。

 

④電子レンジ解凍

電子レンジ解凍

 

1番手軽ですぐに解凍できるのが電子レンジ解凍。

切り身であれば1分もかからず解凍できるのが魅力ですね。

ただ、周りだけ火が通ってしまったり。中がカチコチだったりと失敗も多い電子レンジ解凍。

ドリップも多く、調理した際にパサパサに仕上がるのも残念な点ですが、煮魚などであればその点はカバーできるでしょう。

 

早く・美味しい魚の解凍方法はこれ

 

早い!美味しい!の両方を兼ね備えた解凍方法は、

  1. 流水解凍
  2. 氷水解凍

となります。

残念ながら電子レンジではドリップが多すぎてうま味が逃げてしまうこと、冷蔵庫解凍も美味しく解凍できるのですが、時間がかかりすぎるため省きました。

後述しますが、なるべく低い温度で解凍すると、魚のうま味をキープすることができます。

流水解凍は、季節によって水の温度が変わるので、夏場は注意して早めに取り出すようにしましょう。

 

冷凍した魚の解凍時間が早い順ランキング

ちなみに、時間が短い順でいうと、

  1. 電子レンジ(数十秒)
  2. 流水解凍(10~20分)
  3. 氷水解凍(30分~1時間)
  4. 冷蔵庫解凍(3~5時間)

となります。

魚の大きさや厚さにもよるので、多少時間の差があったり、中心部がまだ固く半解凍状態である場合もあります。

ときどき触って、好みの状態になるまで様子を見ながら解凍時間を調整しましょう。時間がないという方は、上記解凍時間を目安に解凍してみてくださいね!

 

冷凍の刺身・焼き魚は半解凍が1番美味しい!

魚の半解凍

 

ドリップが出ない半解凍の状態で調理すると、お刺身の場合は切りやすくなりますし、焼き魚は生臭くなく、煮魚もふっくらとうま味がしっかり感じられる仕上がりになるのでおすすめです!

魚を解凍すると、どんな方法でもドリップは出てしまうため、冷蔵庫解凍でも氷水解凍でも、完全に解凍すると目には見えなくても水分は抜けてしまうんです。

ドリップが出てしまうと、調理の際に魚から水分が出てパサパサになったり生臭くなったり、それ以前に柔らかいお魚は扱いにくいので身が崩れたりする原因となってしまいます。

時間がなくても流水解凍でできるだけ半解凍に近い状態にもっていくことをおすすめします。

解凍途中で触ってみて、外側が柔らかく、中心部がやや固い状態で取り出して調理しましょう。

焼き魚の場合は、蒸し焼きにするなどして、中心部にしっかり火が通るように調理してくださいね。

 

調味液に浸けたまま冷凍した魚は解凍後も美味しい

魚の漬けなど、調味液に浸けながら解凍して作る方法もあります。

調味液に浸けることで早く解凍でき、解凍していく段階で切り身に味が染みこむので、美味しく解凍することができます。

 

凍ったままの魚はそのまま調理していいの?

凍ったまま魚は調理していい?

 

解凍する時間がない場合、そのまま調理できるのか気になりますよね。

理論から言えば、冷凍した状態で調理すると、ドリップが多く出てしまうので美味しさが損なわれてしまいます。

できるだけ解凍してから調理するのがおすすめなのですが、yahoo知恵袋で実際に冷凍のまま調理した方の口コミを見てみると、冷凍した魚の状態や調理法によっては、生臭さなどを軽減できるなど美味しく調理できるそうですよ!

調理法別に冷凍した魚を美味しく調理する方法を見ていきましょう!

 

味付けされた魚は解凍しないで焼いても美味しい

冷凍した魚の種類にも大きく左右されるのが焼き魚。

口コミを見てみると、特に鮭は身が固くパサパサになってしまったり、青魚は生臭さが出てしまったりするそうです。

私自身も冷凍のまま焼くと生臭さを感じることが多いので、解凍してから調理するようにしています。

ただ、干物や塩で味付けされている冷凍魚は、もともと水分が抜けていてドリップが少ないため、冷凍のままでも美味しく焼けるそうですよ!

各干物、塩鮭や塩サバなどは、冷凍のまま解凍しないで焼いても美味しいそうなのでおすすめです。

 

魚を解凍しないで煮るときはニオイを消す工夫が必要

煮る場合も同様で、急に熱が入るとドリップが出てしまい、白く固まって見栄えも味も悪くなることがあります。

煮魚に関しては、美味しいと感じる人もいれば、やはり生臭く感じる方もいて、人それぞれ味覚が違うので判断がむずかしいですよね。

身が固くなるのを防ぎたい場合は、中心部まで火が通ったら魚だけを先に取り出し、煮汁だけを煮詰めて最後にかけてあげるとふっくらと仕上げることができます。

生臭さを軽減したい場合は、煮汁を濃いめにする・酒を多く使う・ショウガを使うなどしてニオイが気にならないよう調整しましょう。

(関連記事:魚の臭み取りのコツ。ニオイを消し、魚料理を美味しく食べよう!

 

魚を解凍しないで揚げるときは低温でじっくり

凍っている段階で塩こしょうで味付けし、厚めに衣を付けて160℃の低温でじっくり揚げると解凍しながら調理することも可能です。

ただし、箸でやたら触ると衣が剥げて失敗するので、油を多めに使用し、あまり触らず衣がきつね色になるまでじっくり揚げるのがポイント。

油の温度が低いと油切れが悪くなり、べチャッとした仕上がりになるので、最後は油の温度を上げてカラッと揚がるようにしましょう。

 

解凍方法で魚の美味しさが変わるワケ

魚は解凍方法で美味しさが変わる

 

食品には、品質が変化しやすい温度帯があります。

常温(1~40℃) 食品の酵素が反応して品質変化が起きやすい
最大氷結晶生成帯(-1℃~-5℃)  氷結晶が起きやすく食品が凍り始める

当然ながら早く解凍させるには、温度を上げてあげれば良いワケですが、それではドリップが多く出てしまうので食品の品質が落ちてしまいます。

美味しさをキープしたまま解凍するには、凍り始める-1℃に近い温度で解凍してあげるのがポイントなんですね!

魚を美味しく解凍したい場合は、冷蔵庫解凍か氷水解凍のどちらかを選択しましょう。

 

魚を解凍する際の注意点

魚を解凍するときの注意点

 

魚を解凍するときは、特に食中毒に注意したいところ。魚を美味しく安全に解凍するためにも、以下の注意ポイントをぜひ頭に入れておきましょう。

 

魚の常温解凍は要注意!

冷凍した魚を常温で置いておくと、当然勝手に解凍されていきますが、季節によっては食中毒の危険性が高まります(参照:ヒスタミンによる食中毒について)。

魚と室温の差が大きいほど早く解凍できますが、その分細菌が繁殖しやすくなってしまうんです。

また、食中毒が心配だからと外側が解凍できて中心部がまだカチコチの状態で調理し、生焼けだった場合も危険です。

魚を解凍したいときは、できるだけ時間に余裕を持つことが大切。冷蔵庫解凍や氷水解凍、流水解凍で美味しく解凍しましょう!

 

魚の再冷凍はNG

1度冷凍して解凍した魚は、その日に食べきるようにしましょう。

何度も冷凍と解凍を繰り返すことで、魚から水分やうま味が抜けてしまうだけでなく、食中毒の危険性も高まります。

冷凍と解凍は1回のみに留めておきましょう。

 

解凍時に出たドリップは拭き取る

解凍すると、どうしても多少のドリップは出てしまいます。

このドリップにはうま味成分が含まれているので、ドリップを付けたまま調理しようと考える方も多いのではないでしょうか。

私もそうだったのですが、実は、ドリップを付けたまま調理してしまうと、料理が水っぽく仕上がったり生臭くなってしまったりしてしまうんです。

ドリップが出てしまったら、キッチンペーパーなどでていねいに拭き取ってから調理しましょう!

 

冷凍した魚の解凍後の賞味期限は短い

解凍後の魚の賞味期限は短い

 

冷凍した魚を解凍したときの賞味期限は解凍してからすぐですが、消費期限は1~2日が目安です。

特に塩が添加されていない冷凍の生魚は水分が多いので、解凍後はどんどん鮮度が落ちていくのでできるだけ解凍後すぐに調理するのがおすすめです。

以下のように品質変化している場合は食べないようにしましょう。

  • 悪臭がする。
  • ドリップの色が濁っている。
  • 身の色が変わっている。
  • ねっとりとして糸を引いている。

塩鮭や塩サバ、干物などは水分が抜けているので、2~3日は平気だという方もいますが、上記を参考にして見た目やニオイなど感覚に頼りながら判別し、少しでもおかしいと思ったら食べないようにしてくださいね!

 

まとめ

魚の解凍を失敗すると、身が固くなったり生臭くなるのが難点でした。

ですが、ご紹介した氷水解凍や冷蔵庫解凍なら、うま味や水分を損なうことなく美味しく解凍できることが分かりましたね!

ポイントは、低温のままじっくり解凍すること。

解凍温度が高くなるにつれてドリップが出やすくなってしまうので、できれば電子レンジや流水解凍は避けて、時間に余裕を持って魚を解凍しましょう。

解凍する際は、食中毒に注意し、常温解凍や冷凍・解凍を繰り返すのはやめましょう。

美味しく調理するには、ドリップを拭き取ること、半解凍の状態でしっかり火を通すことが大切です。

干物や塩漬けの冷凍魚は解凍せずに調理しても、美味しくいただくことができます。ぜひ本ページを参考にして、上手に解凍し美味しい魚を食べましょう!

冷凍ご飯やお肉の解凍は下記記事をご覧ください。

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