お風呂は、天井やバスタブ、排水溝や鏡など、場所によって汚れが違います。
お風呂掃除は、汚れに合わせて道具や洗剤を使い分けるのがおすすめです。
本記事では、お風呂の汚れ別に掃除できる道具や洗剤をご紹介。
正しいお風呂掃除のやり方、おすすめのお風呂掃除の頻度、お風呂掃除の道具を収納する方法、お風呂掃除がラクになるポイントについてお届けします。
お風呂掃除は道具や洗剤を上手に使い分けることで、しっかりと汚れを取り除き、いつも清潔な浴室を保つことができますよ。
ぜひ本記事を参考にして、気持ちよいバスタイムをお過ごしくださいね!
お風呂掃除におすすめの道具
お風呂の汚れには赤カビ・黒カビ・水垢や石鹸カス・皮脂や垢といったものがあります。
お風呂の汚れそれぞれに道具や洗剤を変えて対処していかなければなりません。
基本的なお風呂掃除に必要な道具から、おすすめの掃除道具をご紹介します。
基本的な道具はこれ
風呂掃除に最低限必要な基本の道具として
- 水垢・皮脂汚れなどのこすり洗いにスポンジやブラシ
- 天井のカビ取りにクイックルワイパー
- 手荒れを防ぐゴム手袋
などは用意しておきましょう。
100均ですべてリーズナブルに揃えることができますよ。
洗剤は中性や塩素系など数種類を用意
風呂掃除に使用する洗剤は汚れ別に使い分けが重要です。
- バスタブや壁などはお風呂用中性洗剤
- 排水溝やゴムパッキンなどのカビがある場所は塩素系洗剤
- 風呂釜用洗剤
最低でもこの3種類は用意しておきたいですね。
塩素系の洗剤はスプレータイプのものが多いのですが、広範囲にスプレーしていると手が疲れてくるので、「カビキラー電動スプレー」などの電動タイプがおすすめです。
またお風呂掃除の仕上げに「おふろの防カビくん煙剤」を使用すれば1~2か月程度、カビが発生しにくく綺麗な状態を保つことができます。
刺激の強い洗剤を避けたい人はクエン酸や重曹、セスキ炭酸ソーダなど
- 風呂の床や蛇口などの水垢
- 排水溝の汚れ
などを落とす際に便利な道具です。
赤ちゃんがいるご家庭では、なるべく塩素系など刺激の強い洗剤を使いたくないという方が多いので、環境にも人にもやさしいクエン酸と重曹は便利。
セスキ炭酸ソーダも皮脂汚れに効果的ですべて100均で揃うので、持っておくと良いでしょう。
クエン酸と重曹を使って排水溝を掃除する際は、クエン酸をまず排水溝やその周りの汚れが気になるところにに振りかけ、上から重曹をかけて水を少量かけると発泡して汚れを落としてくれます。
しばらく置いて泡が落ち着いたら洗い流すのですが、汚れが落ちていない場合は使い古しの歯ブラシを使ってこすり落としてから洗い流しましょう。
(関連記事:お風呂の水垢を落としにクエン酸を使ってみた)
頑固な汚れ落としにキッチンペーパーやラップを使う
頑固な水垢はこすってもなかなか落ちてくれません。
そんなときにクエン酸水を染み込ませたキッチンペーパーを水垢の部分に覆って、上からラップをかけてしばらく放置してこすれば、水垢がゆるんでキレイに落とすことができます。
キッチンペーパーがなくて代用でティッシュペーパーを使用してみたことがあるのですが、染み込む量が少ないせいか水垢が全く取れなかったので、やはり厚手のキッチンペーパーがおすすめです。
ダイヤモンドパッドを使うと水垢落としが楽に
最硬質人工ダイヤモンドを使用した、水垢を研磨して取り除く道具です。
通常、ダイヤモンドはガラスよりも硬度が高いので鏡に傷がつき、余計に水垢がつきやすくなってしまうのですが、こちらの商品は強力に研磨できるにもかかわらず傷がつきにくい設計となっています。
水をつけてこするだけなので、洗剤を使いたくない方も安心です。
小さめサイズですが、100均でもダイヤモンドパッドは販売されています。
小さい分磨く面積が少ないので労力がその分かかってしまうのですが、軽い力で水垢をきちんと落とせるのでおすすめです。
ちなみに私はCAN☆Doで購入しました。
クエン酸パックで時間を取られず、すぐに水垢を取りたいという方におすすめの道具です。
水滴は水切りワイパーを活用
お風呂に水滴が残っていると、そこからカビなどが繁殖していくので、水切りワイパーで壁や床などの水滴を取り除くようにしましょう。
お風呂から上がる前や掃除が終わったあとは、しっかり水気を取り除いてカビや雑菌の繁殖を防ぐことが大切です。
お風呂掃除は以上の道具を使えばほぼ問題なく綺麗に、そしてカビ対策も可能です。
とはいえ、1度できた頑固な黒カビや水垢などはなかなか落ちることはありません。
消耗する前に潔く風呂掃除のプロに任せるのも手です。
詳しくは「お風呂掃除業者5社の料金を比較!おすすめはここ」のページをご覧ください。
素人では掃除ができないエプロン内部もごっそり綺麗になります。
道具が揃ったら次は邪魔にならない置き場所を紹介しますね。
お風呂の掃除道具の収納・置き場所のコツ
お風呂掃除の道具の収納や置き場所について困っている方も多いことと思います。
床の上やラックなどの棚に置いておくと、触れている部分がヌルヌルしたりと不衛生です。
お風呂掃除道具は「吊るして収納」がおすすめ。
洗剤やスポンジ、ブラシ、水切りワイパーなどはタオル掛けのようなステンレスバーに吊るして収納しましょう。
塩素系洗剤など毎日使用しない洗剤は、長い間お風呂に置いておくと劣化するので、洗面所などに収納するのがベスト。
吊り下げにくいものは紐やS字フックを上手に活用してもgood◎
また、風呂桶なども物干し竿やつっぱり棒を利用して、床に置かないように収納するのがポイントです。
お風呂掃除を継続的にやるには環境づくりが大切
ラクしてお風呂掃除したいのであれば、汚れがつきにくい環境づくりが第一です。
お風呂掃除を楽にするには
- お風呂場にものを置きすぎない
- 高温のシャワーをかける
- 水気を拭き取る
- 換気扇はつけっぱなしがおすすめ
- 掃除道具はこまめに交換を
などに気をつけましょう。
水垢や皮脂汚れなどのヌメリ予防に、お風呂場にものを置きすぎないようにしましょう。
45℃以上の高温のシャワーを5秒以上かければ、カビ菌が死滅するといわれているので、毎日の入浴後、もしくは週に1回は熱湯シャワーで殺菌するのがおすすめです。
掃除後や入浴後は、水気を取り除くことが1番のカビ対策になります。
できれば換気扇は24時間つけっぱなしにして、カビが好む温度や湿気をなくすようにしましょう。
お風呂の掃除道具はこまめに交換してください。
特にスポンジは水切れが悪く、雑菌が繁殖しやすい道具のひとつでもあるので、月に1回交換するのがおすすめです。
毎日浴室を掃除している方は、より短めのスパンで交換しましょう。
お風呂には見えない菌がいっぱい…定期的に掃除しよう!
お風呂にはさまざまな汚れや菌でいっぱい。
掃除しないとどうなるかというと、アレルギーを発症したりするなど健康に悪影響を与える可能性があるのです。
赤ちゃんや高齢者がいるご家庭では特に注意したいですよね。
お風呂掃除は汚れに合わせて道具や洗剤を駆使し、さまざまな場所を掃除していくことが大切です。
お風呂掃除をする場所についてや、お風呂掃除のやり方を以下のページでは写真付きで詳しく説明しているので、洗剤ややり方などぜひ参考にしてみてくださいね!
お風呂掃除はできれば毎日行うのがおすすめですが、大変だという場合は週に1回はきちんと掃除しましょう。
毎日のちょこっと掃除と週1のきちんと掃除ができていれば、お風呂を清潔に保つことができますよ。
毎日のちょこっと掃除なら、時間的に5分もあれば終わるので、忙しい共働き世帯や小さなお子さんがいるご家庭でも実践できるのではないでしょうか。
以下のページでは、お風呂掃除をどれくらいの頻度で行っているかの調査結果についてや、おすすめの頻度について詳しく説明しているので、ご参考ください。
まとめ
お風呂掃除は道具や洗剤を上手く使い分けることで、キレイな浴室を保つことができます。
繁殖した菌を広げることになるので、お風呂掃除の道具、特にスポンジはこまめに交換しましょう。
別ページのお風呂掃除の正しいやり方、お風呂掃除の頻度についてもぜひ参考にしてみてくださいね。
ちょっとした工夫で、お風呂掃除がラクになることも分かりました。
ぜひ本記事を参考にして、毎日気持ちの良いお風呂でリラックスしてくださいね!